1 売掛金を請求する訴訟で、相手方が170万円を長期分割で支払う旨の和解が成立しました。
しかし、相手方は初回から支払いをしませんでした。
2 たまたまネットショッピングをしていたところ、Amazonのあるサイトで、相手方が運営責任者となっているのを見つけました。ただ、販売業者名はひらがな4文字の「第三者の氏」のようなものになっていました(仮に「たかはし」とします。)。
3 amazonに電話をして特定商取引法に基づいて店舗開設者の氏名を開示を求めたいので請求先を案内するよう依頼したのですが、電話に出てきたのは片言の日本語を話す女性で、amazonの請求先を聞き始めると電話を切ってきました。
そこで、それまでに得られた情報をもとに、相手方のamazonに対する売掛金を差し押さえました。当初、裁判所は別人のサイトではないかと疑っていましたが、いくつか証拠を示して説得したところ、差押命令を発令してくれました。
4 amazonは同社の相手方に対する支払いを停止したのですが、売掛金の債務者が誰であるのか返答(第三債務者の陳述)をしてきませんでした。