全国初「地域交流型」少年院を神奈川県に設立へ 住民と少年がイベントも

法務省が全国初の「地域交流型」の少年院を、神奈川県内に設立する方針であることがわかった。政府関係者が明らかにした。

新たな少年院の名称は「神奈川少年更生支援センター(仮称)」で、今年度中に神奈川県・相模原市にあった「神奈川医療少年院」の跡地に建設する予定。少年らは日中、教室棟において教科指導や職業指導を受ける一方で、体育指導で使用するグラウンドや体育館は、少年らが使用しない時間では、地域住民が利用できるように開放する予定だ。

さらに、外来棟の1階には地域の教育問題や非行問題、家庭問題などの支援相談機関として、横浜少年鑑別所のサテライト相談室を設置し、専門家が相談に対応する。また、地域住民と少年らがイベントなどを通して接する機会を設けることも検討していて、地域住民との交流を行うことで、更生を促す狙いがある。

新少年院の定員は120人を予定していて、上述の施設に加えて、農園芸場などを設けるほか、施設の周囲にある歩道も拡張、地域の防災拠点としての活用も検討していて、2026年度からの運用開始を目指している。

 

元記事

2022年4/15(金) 17:36 FNNプライムオンライン

 

   

 

 

 

 

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